毎年新年度が始まるこの時期、育休から復職するワーキングマザー、初めての保育園が始まる子供が多いのもこの時期。
ゴールデンウィークでせっかくの慣らし保育がリセットされ、子供も辛い、親も辛い。
5月病も相まって気が滅入ってしまうこの時期。
多くの人が仕事を辞めたい衝動に駆られるのもこの時期ではないでしょうか。
今回は、そんなワーキングマザーに、実際に正社員を手放した私が心に留めているマインドを紹介します。
『ワーママ 辞めたい』『ワーママ しんどい』で検索してこられたあなた。
おそらく、そういう方は辞めなくてもすむ方法やマインドを必死に探しているのだと想像しますが、
辞めたい気持ちを肯定し、辞めたい方の背中を押す内容となります。
この内容を心に片隅に持っておくだけで、人生における後悔が格段に減ると思います。
今がしんどいワーママはぜひ最後までお読みください。
※辞めたいとは思うけど絶対に辞めたくない方はこちらでストップしてください(笑)
辞めたいワーママを後押しするマインド3選
自分は未来からタイムスリップしてきた存在だと認識する。
50代までバリバリとキャリアを積んできたワーママ。
周りからは羨望のまなざし。
高給取りで、いつもきれいな恰好をして、人生が充実していそうに見えるような女性。
そんな女性に、「人生をタイムスリップできるとしたらどこに戻りたい?」と尋ねます。
その女性はこう答えます。
「子供が小さな頃に戻って、思う存分抱きしめて、もっと多くの時間を子供と過ごしたい。」と。
その女性が唯一後悔しているのは、仕事に追われるあまり、子育てに十分に時間がとれなかったことだったのです。
「仕事に追われる」というのは、実際に仕事をしている時間だけでなく、仕事で疲れた脳や体をリカバリーする時間、ストレスに対処する時間も含みます。
まじめな方ほど、育児をしていても仕事のことが頭から離れなかったり、忙しい時期は仕事でのストレスを家庭にも持ち込んでしまうものです。
子育ての大変さで忘れがちですが、子供が抱っこをさせてくれるのは就学前か、せいぜい小学校低学年まで。(個人差はありますが。)
友達と遊ぶようになってしまえば、親のことなんてそっちのけです。
子供と過ごす時間は思っているよりもずっと短い…
賢い方なら、もうわかっているはずです。
子育て中の今は本当に大変で、子育てを休みたい、働いていた方がラク、なんて思いがちだけど、
自分は未来からタイムスリップしてきた存在なのだと認識することで、世界が180度変わって見えます。
収入が減ることを『時間への投資』だと考える。
辞めるか悩んでいるときに考えることがお金のこと。
正社員を一度離れたら、よほどのスキルがない限り、ブランク後にまた正社員に戻ることは難しく、収入も格段に下がるかもしれない。
だから一度手に入れた正社員の座を降りることは、とてももったいないことである。
私は周りからそう吹き込まれてきたし、自分自身もそう信じて疑いませんでした。
でも、「収入が下がることを、子育てを余裕をもって楽しむための投資」と考えたらどうでしょう。
生涯年収が大きく変わったとして、私は次のどちらで後悔するだろうか。
あの時正社員を手放してしまったこと?それとも子供との時間をないがしろにしていたこと?
答えは明確でした。
私はこのまま正社員を続けていたら、
子育てが終わったときに、お金を山のように積んででも、子育てしている時期に戻りたいと思うと想像しました。
社会人になってからは自分で卒業の時期を決める。
子供の頃は『卒業』という区切りがあるのに、社会人になってそれがないのはなぜでしょう?
小学生は6年間、中学生は3年間、高校生は3年間、大学生は4年間、など、数年単位で卒業し、また新たな環境に飛び込みます。
でも、社会人になって就職すると、同じ会社にいる限り、定年まで35年、もしくはもっと長い間、卒業という行事がありません。
もちろん、部署異動などはありますが、学校を卒業して環境も人間関係も一新されるのとは違いますね。
これまでの人生で、まじめな人ほど、仕事から一時的に離れることは大切なことで、意外と自然なことのような気がしています。
一度きりの人生。子育ての為に一度卒業するのも悪くない。
手放すことで手に入るものがある
いかがでしたでしょうか。
こんな考え方もあるのか~、と読んでいただけたなら嬉しいです。
私は辞めた後、もしも前の仕事を続けていたら・・・と考えることがないと言ったら嘘になります。
でも、断言できます。辞めてよかったと。
手放すことで、保育園の後にゆっくり子供と公園で遊ぶ時間も、習い事に通われてあげられる時間的余裕もできました。
何より自分自身の気持ちがとてもラクになり、子育てを心から楽しめている実感があります。(大変なこともたくさんありますが(笑))
最後に辞めるかどうか決めるのはあなた自身です。
あなた以外の人ではあなたの人生の責任はとれません。
そして、時間はどんなに願ってももう巻き戻せません。
そのことを念頭に、後悔のない選択ができることを心から願っています。
どなたかの参考になれば嬉しいです♪