30代に突入して育児も仕事もめまぐるしく過ぎていく日々。こんな日常で本当いいのだろうか・・・
仕事が忙しくなると、家でもイライラ・・・子供の気持ちに思うように寄り添ってあげられないことに罪悪感を感じることも多くありました。
もう仕事を辞めた方がいいのかな・・・
現代のワーキングマザーの多くが、大なり小なり、同じように感じたことがあるのではないでしょうか。
そんな私も例外なく、退職前、なんとなく、『ワーママ 辞める』でネット検索し、
同じような悩みをもっている人に共感したいと感じていました。
また、仕事を辞めることを決意した人がその後どのような心境なのか、
また、実際に行動をした人が、辞めることにより悩みの解決につながったのか、などを知りたい気持ちがありました。
今回は、実際に『仕事を辞める』という決断を実行に移した私が、
- なぜ仕事を辞めるという決断をしたのか
- 仕事を辞めるときの心配事(保育園、お金、キャリア)
- 仕事を辞めた後の心境
- 今後の展望
について、綴っていきたいと思います。
過去の私のように、悩みと戦っている方の参考になれば嬉しいです。
なぜワーママが仕事を辞めることにしたのか
きっかけは、仕事で残業が避けられなくなったことでした。
育休からの復帰後は時短勤務の申請をしており、短時間勤務をしていましたが、残業が避けられない状況が続いたときに、『この生活を続けるのは無理だ・・・』と思ったことが一番のきっかけです。
残業するにはまず、夫に今日は残業する必要があるから保育園のお迎えをお願いしたい旨を伝え、許可をとらなければなりません。
夫も残業の多い職場に勤めているため、それまでは夕方以降の家庭の仕事(保育園の送迎、夕食づくり、お風呂、寝かしつけ)はすべて私が引き受けてきましたが、
その時ばかりは、仕事の一時的なトラブルで、夫に家庭の仕事のほぼすべてを丸投げしている状態でした。
仕事をしながら、『本当ならもう今の時間はお風呂に入り終わって寝かしつけの準備をしているころなのに・・・』と、とてもやるせない気持ちに襲われていました。
子供との時間の有限性を考えて、焦りの気持ちに似た感情も芽生えました。
子供の寝た後に帰宅することもあり、その時には、本当に悲しい気持ちになっていましたし、もちろん、仕事の疲れから、自分自身の寝つきも悪くなっていました。
一時的なこととわかってはいるものの、
『正社員である以上、今後も何かトラブルがあった時には対処しなければならないかもしれないこと』を考えると、とても憂鬱な気持ちになりました。
こんな毎日がずっと続くわけではないけれど、また仕事で何かあったときに、今回と同じように仕事に取り組める自信がない。
なによりも子どもとの『今』を優先したい。
その気持ちが芽生えたときに、私は仕事を辞めることを視野に入れ始めました。
結婚後に転職して正社員として6年続けてきた仕事で、とても好きな仕事でした。
ワーママが仕事を辞めるときの心配ごと
ワーママが仕事を辞める時の心配ごとといえば、
- 保育園継続
- お金
- 自分のキャリア
についてのことが大半なのではないでしょうか。
私はこの3つの心配事をクリアすることができたので、実際に行動に移すことができたのだと思っています。
辞めたら子供の保育園はどうなる?
この問題は保育園に子供を預けて戦っているワーキングマザーにとって、とても大きな問題なのではないでしょうか。
激戦の保活の壁を越えてようやく入園できた保育園。子供もギャン泣きだった慣らし期間をすぎ、毎日楽しく保育園に通えている・・・
在園したまま次の仕事を探したいと思うのは当然ではないでしょうか。
結論としては、ほとんどの自治体で、辞めたら即退園になることはないです。
私の住んでいる自治体でも、退職後約3か月は「求職中」として保育園を継続できます。
私の住んでいる自治体のルールでは、退職後約2か月半が経過するまでに、次の職場の在職証明書の提出ができれば、その後もそのまま保育園を継続することができます。
これらの条件は自治体により異なるので、お住まいの自治体の保育園の相談窓口に直接電話などで聞いてみましょう。
子供の在籍している園が認定こども園だった
偶然なのですが、私の子供の通っている保育園が『認定こども園』でした。
『認定こども園』は、保育園の機能と幼稚園の機能をあわせもつ園で、
年少クラス以降は、親が働いていなくても、園の幼稚園部分に在籍することができます。
※在籍することができるかどうかは各園の在籍状況にもよるそうなので、こちらも保育園や行政に確認が必要です。
子どもがすでに年少クラスにあがっていたので、
もしも私が次の仕事をすぐに見つけることができなくても、子供は今の慣れた保育園に通い続けることができる。
そう分かったことも、決断の後押しとなりました。
これから保育園探しをする方は、認定こども園も選択肢に入れるとよいかもしれません。
辞めたらお金の心配は・・・?
実はこの問題についての心配は、ほとんどありませんでした。
もともと結婚後に家計を整えたこともあり、夫の稼ぎだけでも生活できる暮らしを維持してきました。
結婚後、ライフプラン表を作成し、私が仮に扶養内のパートになった場合でも、子どもを育てながら生涯暮らしていけることが分かっていたことも、安心材料の一つでした。
お金の不安がある人は、一度、ライフプラン表を作ってみることをおすすめします!
周りのバリバリ働いている友達と比べたら、少し物足りなく感じるかもしれないけれど、比べなければいいという割り切りも必要かも。
また、私が仕事を嫌いではないことも、お金の心配がないことに繋がりました。
今の仕事を辞めても、何かしらの仕事をして、お金を稼ぐことができる。
その心持ちも、大切かもしれません。
ワーママが辞めたら今後のキャリアの心配は?
私にとっては、この、キャリアの問題が最も心にひっかかりました。
自分が仕事が好きであることをわかっているし、産休・育休を経験し、家以外での居場所があることの価値もわかっていました。
私の心に留めてある本、『嫌われる勇気』の中に出てくる言葉、「所属感」、「他者貢献感」。それを味わうことができる場が、家庭以外にあることは大きいです。
しかし、最終的に決断した大きな理由は、
『子どもとの限られた時間は、取り戻すことができない』、この思いに尽きます。
私にとっては、家族との時間が人生の中で最も重要です。
子供の幼少期を悔いのないよう精一杯楽しみたい。
これ以上迷っている時間がもったいないと思ったことが決断の後押しになりました。
ちなみに、キャリアについても全く諦めていません。
市場での自分の価値を落とさないためにも、育児をしながらも継続して何かしらの仕事はしていくつもりです。
まずは短時間のパート勤務をしながら、いつか自分の思い描くオンラインでの仕事を開業したいと考えています。
辞めた後も市場を意識しながら生活し、仕事を責任をもって進めることで、いつか会社員に戻りたい、と思ったときにも、いつでも戻れると思っています。
楽観的かもしれませんが、本当にそう思っています。
ワーママが仕事を辞めたあとの心境
優しい世界が待っていました。
朝はせかせか動かなくてもいい。
子供を早く迎えにいって、ゆっくり夕方の時間を過ごす、そんな時間が愛おしいです。
働いているとき、子どもを夕方に迎えにいくと、疲れや空腹から、癇癪を起すことも多々ありましたが、今は、子どもがとても落ち着いているように思えます。
私もせかせかしなくなったからですね。
今まで本当にごめんね・・・。
また、次の仕事を見つけることにとてもワクワクしている自分がいます。
次はどんな仕事をしよう、とワクワクしながら求人を見ています。
仕事を辞めたあとの今後の展望
私は家が大好きなので、家でできる仕事をしたい。
旅行も好きなので、旅先でもできる仕事をしたい。
将来母子留学もしたいので、留学先でもできる仕事をしたい・・・
場所に縛られない仕事をしたいということですね。
そのために、Web関係のスキルは必須だと思っているので、まずはWebスキルを学び、仕事を見つけるつもりです。
このブログも、その一環です。
人生は思っているよりシンプル
『ワーママ 辞める』で検索する日々を送っている同志のみなさん。
人生は思っているよりシンプルです。
今の仕事がしんどいなら、辞めたら解決します。逃げでも全く問題ないと思います。
自分が納得いく選択をするためには、まず、自分の中で、叶えたい理想の暮らしを明確にすること。
理想の暮らしが見えてきたら、そのために前進するのみです。
その中で不安に思うことがあるのなら、それらをひとつずつ片づけましょう。
私は、まだ動き始めたばかりですが、理想の未来を描いて実際に行動したことで、人生がまた輝きだした感覚があります。
悩んで方向が見えなくなってきたときこそ、シンプルに考えましょう。
どなたかの参考になれば嬉しいです♪